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報告書

粒子法による熱伝導-対流遷移の研究

渡辺 正; 蕪木 英雄

JAERI-Research 96-046, 50 Pages, 1996/09

JAERI-Research-96-046.pdf:1.58MB

代表的な粒子法である直接シミュレーションモンテカルロ法及び分子動力学法を用いてレイリーベナール系をシミュレートし、マクロな流れ場における熱伝導-対流遷移をミクロレベルから考察した。統計的手法であるモンテカルロ法により得られた臨界レイリー数は、流体方程式の線形安定性解析により得られるものと一致し、マクロな流れの安定性がミクロレベルの粒子法により定量的に扱うことができることがわかった。また、遷移過程では温度や流速の変動量の相関が、明確な熱伝導及び対流状態におけるものより強くなっていることが明らかとなった。さらに決定論的手法である分子動力学法により原子のカオス運動をリアプノフ指数を用いて調べたところ、大規模な秩序運動としての対流渦が流れ場に現れると、個々の原子のカオス運動は増加することが明らかとなった。

論文

Monte Carlo/molecular dynamics simulation on melting and evaporating processes of material due to laser irradiation

江里 幸一郎*; 功刀 資彰; 清水 昭比古*

ASME Proc. of 31st National Heat Transfer Conf. (HTD-Vol. 323), 1, p.171 - 178, 1996/00

レーザー照射による強加熱を受ける原子層の相変化挙動を調べるため、分子動力学法に基づく新しい解析手法を提案した。レーザー照射時のエネルギー輸送過程を原子により吸収・散乱されるエネルギー担体を用いてモデル化し、原子層内のエネルギー担体の軌跡をテスト粒子モンテカルロ法により追跡した。また、各時刻における気液混合層と固体層間の平均界面位置を求める界面モデルを提案し、界面領域における原子挙動の解析を可能とした。レーザーを連続照射した場合でも界面領域では溶融・蒸発が活発な期間とそうでない期間が周期的に発生すること、レーザー照射時の固体層へのエネルギー輸送過程において、発生した気液混合層の遮蔽効果が重要な役割を果たすことを示した。

論文

Monte Carlo/molecular dynamics simulation on laser melting and evaporation

功刀 資彰; 江里 幸一郎*; 清水 昭比古*

Proc. of 2nd Japan-Central Europe Joint Workshop on Modelling of Materials and Combustion, 0, p.205 - 208, 1996/00

核融合炉のプラズマディスラプション時には、プラズマ崩壊によって、瞬時に莫大なエネルギーがプラズマ対向壁(PFC)へ投下され、PFCは溶融・蒸発する。この損耗量の評価が機器寿命を決定する重要な因子の一つであることから、各種高エネルギービームを用いた模擬実験や解析が行われている。しかし、これら実験値と解析値は一致せず、その原因解明が急がれている。本研究では、この食い違いの原因とされている溶融蒸発過程の原子挙動(クラスター生成)や解析コードの境界条件(熱平衡性)の妥当性を検討することを目的とし、高エネルギー加熱源としてレーザー、ターゲット材としてPFC候補材のモリブデンを対象とした光モンテカルロ-分子動力学シミュレーションを実施した。その結果、緩やかな定常的な加熱時にはターゲット材料は単調な溶融蒸発挙動を示し、蒸発原子同士によるクラスター生成も見られるが、原子運動の統計量の検討から溶融蒸発界面での熱平衡性は達成されていることが示された。また、急速なパルス的強加熱時には衝撃波的な圧力波が材料中を音速で伝播し、熱平衡は達成されず、特に、材料表面では沸騰のようなボイドが発生することなどが示された。

論文

レーザ加熱によるモリブデン層の溶融・蒸発挙動解析

功刀 資彰; 江里 幸一郎*

日本機械学会論文集,B, 61(585), p.1826 - 1833, 1995/05

核融合炉のプラズマ対向材料の候補材の一つであるモリブデンを対象として、レーザーによる強加熱時の急激な相変化における界面付近での原子挙動を分子動力学法を用いて解析した。レーザー照射については、レーザーを質量のないエネルギー束という概念でモデル化し、このエネルギー束が原子表面で散乱、吸収されることによってレーザーとモリブデン原子との相互作用を考慮した。なお、このエネルギー束の挙動はモンテカルロ法によって追跡した。さらに、気液相と固相の区別が可能な平均界面モデルを提案して、強加熱時の材料損耗過程を検討するとともに、蒸発によって生じる蒸気雲によるレーザー遮へい効果も検討した。また、強い非平衡性を有する本系の気液相/固体相界面領域における原子速度分布がマクスウェル分布に従うことを見出した。

報告書

過冷却液体の構造・熱物性・動的性質

神林 奨

JAERI-M 92-181, 126 Pages, 1992/12

JAERI-M-92-181.pdf:3.46MB

逆べきポテンシャルによって粒子間相互作用が表されるソフト球モデルに対して、液体理論の積分方程式と等温分子動力学シミュレーションを適用し、平衡状態にある過冷却液体の構造・熱物性・動的性質を求め、得られた結果がポテンシァルパラメータのとり方に対してどのような依存性を示すか考察した。積分方程式を用いた解析では、熱力学的自己無撞着近似の1つであるRY近似と新たに提案したMHNCS近似を用いて、過冷却液体の構造と熱物性を求めた。RY近似の結果にKacポテンシァルと呼ばれる引力の効果を取り込むことにより得られた温度・エントロピー曲線から、極度の過冷却領域では、液体が安定に存在しないことがわかった。また、MHNCS近似の結果は、コンピュータシミュレーションの結果ときわめて良く一致し、過冷却液体の構造的特徴が基本ダイアグラムによって導かれることを示した。2成分溶液の相分離に対する安定性や、1成分液体の動的性質をソフト球モデルによって計算した結果、柔らかい芯のポテンシァルが液体アルカリ金属の性質に対応し、堅い芯のポテンシャルが液化不活性気体の性質に対応することが明らかになった。

報告書

分子動力学シミュレーションコードISISの開発

神林 奨

JAERI-M 92-080, 45 Pages, 1992/06

JAERI-M-92-080.pdf:1.3MB

分子動力学法を用いたコンピュータシミュレーションは、物理、化学、生物学など広範な分野において、実験測定や理論計算と相補的な研究手法として定着しつつある。分子動力学法は、ニュートンの運動方程式を数値的に解くことにより、多数の古典粒子からなる体系の運動の様子を数値的に再現する手法である。1980年代に入り、分子動力学法の技術的改良がなされ、実験測定との比較に便利な温度や圧力が一定という条件でのシミュレーションが可能となった。本報告では、まず、分子動力学法の概要をまとめ、次にソフト球モデルを対象として新規に開発した分子動力学シミュレーションコードISIS(isokinetic simulation of soft-spheres)について述べる。ISISコードは、一般的なミクロカノニカルアンサンブルのシミュレーションとともに、束縛法を用いた温度一定のシミュレーションを可能としている。また、運動方程式の逐次積分に第5次の差分式を用いて数値誤差を小さく抑え、粒子間力の計算時間を短縮するために簿記法を用いている。

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